マーチンゲール法は、2倍配当のゲームで使用するベッティング手法です。
2倍配当なので、1ドル賭けて勝てば2ドルが配当され、自分が賭けた1ドルを引いた残り1ドルが利益です。
1ドルで始めて、もしも10連敗すると11回目の賭け金は1024ドルにもなり、次で勝つと累積損失はすべて回収できますが、利益はたったの1ドルです。
それでも2倍配当のゲームで今でもマーチンゲール法が多用されるのは、2倍配当のゲームは、当たるか外れるか(勝つか負けるか)なので、勝率は50%。
つまり平均すれば2回に1回は勝つという、勝ちやすい手法だからです。
実際、10連敗なんて私はしたことがありませんし、通常は5連敗か6連敗で次は勝ちます。
そこで、もっと勝率を上げるために、2カ所同時にマーチンゲール法で賭けてみました。
赤と偶数(EVEN)に同時に賭け続けたらこうなった
赤と黒、奇数(ODD)と偶数(EVEN)のうち、赤と偶数(EVEN)に賭け続けてみました。本当に勝率はアップするでしょうか。
1ドルで開始します。
赤にベットし続けたところ、8回目から12回目まで5連敗でしたが13回目で勝って32ドルの配当をもらいました。ただ、ここまでの赤ベットの累積損失が31ドルなので、利益は1ドルです。
その後、一進一退でしたが、20回の目安でゲームを続け、20回目で赤が勝ったので赤のベットはここでやめました。
偶数のベットは22回目で勝ったのでゲームを降りました。
※ 上記の場合は、19回目で両方勝ったときにやめても良かったですね。
トータルで+22ドルの勝利です。
勝率を見てみます。
赤のベットでは、20回中当たりが9回です。
(9÷20)×100=45% の勝率です。
偶数のベットでは、22回中13回の当たりです。
(13÷22)×100=59% の勝率です。
トータルで45%+59%=104%の勝率です。
全体で22回スピンして22回の当たりが出ているので、単純計算でも100%の勝率です。
平均すれば、必ず1回は当たりが出ていることになりますから、予想どおりと言っていいと思います。
マーチンゲール法はココモ法と違って、連敗が続いても勝ったときは最初の賭け金分(ここでは1ドル)の利益しか出ません。
それでも22ドルも利益が出ているのは、勝つたびに最初の賭け金分(ここでは1ドル)の利益が出るからです。22回勝ったので22ドルの利益というわけです。
つまり、マーチンゲール法は勝ちが多いほど利益が出るという手法なのです。これがココモ法とは根本的に違うところです。
連敗が続いても賭け金に不足しないように、資金は十分に持っておく必要はあります。
利益が大きいダブルマーチンゲール法も実際に試してみてください。
2カ所ダブルマーチンゲール法の注意点
平均勝率は上がりますが、実際のゲームでは8連敗や10連敗といった不運も起こりえます。
そのときに、数百ドル賭けて勝っても利益は最初に賭けた金額だけ(上記の例なら1ドル)なので、あまり深追いは禁物です。
必ず、連敗が続いたときにどこで降りるかを考えておきましょう。
たとえば、手持ちキャッシュが半分になったらゲームを降りるというのも方法の一つです。
キャッシュが半分残っていれば、次に続けられます。
こんな方法もあります。
累積損失の半分だけ取り戻す方法です。
設定次第なので、半分取り戻したい、7割取り戻したいとか自由にできます。
1ドルで開始して10連敗すると累積損失は1023ドルにもなり、次の賭け金は1024ドルです。勝っても利益は1ドルです。
資金が十分にあれば続ければいいですが、資金量が不安なときは、累積損失の半分だけ取り戻すことを考えます。
すると次の賭け金は、1023×0.5=512ドルで良いのです。勝てば累積損失は1023-512=511ドルで済みます。全部溶かすよりはよほど良いでしょう。
7割取り戻したいなら、1023×0.7=716ドルを賭け金にします。勝てば累積損失は1023-716=307ドルですみます。
賭け金を減らすことでゲームを少しでも長く続けることができ、勝つチャンスが回ってきたときにゲームを降りれば良いのです。
逆にスッカラカンになると、予想以上に堪えるものです。あの時やめておけばよかったと、何度も繰り返して悔やむものです。
なので、余裕を持って負けることがとても大事だと思います。
ぜひ実際に試してみてください。
初めてやるなら、0.1ドルで開始してみてください。
勝って降りれば必ず利益が出ることも確かめてみてください。
無料版をおすすめします。
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