マーチンゲール法とは、倍率2倍のゲームで使うベッティングシステムで、負けたときは賭け金を2倍にしていく方法です。
1ドルで開始して負け続けると、2ドル⇒4ドル⇒8ドル⇒16ドル⇒32ドル・・・と賭け金を2倍にしていきます。
勝てば最初の1ドルに戻します。
最初の印象は「これってねずみ算じゃん」でした。
10連敗すると次の賭け金は1024ドルにもなります。
1024ドル⇒2048ドル⇒4096ドル⇒8192ドル・・・
「怖い」というのが正直なところでした。
結果、やってみて印象が変わりました。
それは後ほど説明します。
ゲームはルーレットプロ・アドバンスです。
赤・黒に賭けました。
2回同じ色で負けたら、次は色を変えました。同じ色の勝ちが続くときは、ずっと同じ色に賭けています。
※後日、多くの検証の結果、同じ場所に賭け続けるほうが良いことがわかりました。
1ドルベットで開始です。結果は次のようになりました。
勝ってから降りたので利益はプラスです。
利益はわずか9ドルでした。
18回やって9回勝ったので、勝率はちょうど5割です。
1ドルスタートなので、1回勝つたびに1ドルの利益ですから、9回勝ったので9ドルということなのですね。
最初の賭け金が5ドルなら、同じ結果で45ドルの利益です。ただ、5ドルで始めると、万一の8連敗で9回目の賭け金は1280ドルになりますし、連敗後に勝ったとしても利益は1ドルです。
マーチンゲール法のメリット
勝率が50%なので勝ちやすいということが最大のメリットです。正確にはゼロがあるので勝率は18÷37=0.489で、48.9%です。
勝つたびに最初の賭け金分の利益が出ます。
今回はたった9ドルの利益かと思いましたが、2ドルの賭け金で始めたとすれば、勝つたびに2ドルの利益が出ますから、利益は18ドルになったはず。
1ドルスタートで20回やって勝率50%なら、10回勝てば10ドルの利益が出るので、ココモ法に比較しても決して利益が少ないということはないと思いました。
マーチンゲール法とココモ法の利益の出方の違いは次の点です。
◆マーチンゲール法は勝つ回数が多いほど利益が出る
◆ココモ法は連敗回数が多いほど利益が出る
マーチンゲール法では20回スピンすれば平均10回は勝つので、1ドルスタートなら10ドルの利益が出ます。
ココモ法だと、2連敗後に勝つパターンが7回あったとします。これは21回スピンして7回勝つので勝率33%です。
すると、1ドルスタートなら2連敗後の累積損失は2ドル、3回目の賭け金は2ドルなので勝つと4ドルの利益が出ますから、累積損失の2ドルを引くと実質2ドルの利益です。
これが7回あると2ドル×7回=14ドルの利益です。
これがココモ法での平均的な利益だと思いますから、10ドル対14ドルで、それほど大差ないことがわかります。
マーチンゲール法のデメリット
連敗後に勝っても1単位(最初の賭け金)の利益しか出ないのが最大のデメリットです。
確率的に勝つ確率は50%ですが、たまには20回やって5回しか勝てなかったというゲームもあります。
すると1ドル開始なら利益は1ドル×5回=5ドルにしかなりません。
ココモ法では連敗すればするほど、勝ったときの利益が大きくなりますが、マーチンゲール法では、連敗が続いても勝ったときの利益は最初の賭け金分だけです。
マーチンゲール法で利益を大きくしたければ、賭け金を計算より大きくするか、ベット位置を赤・黒と奇数・偶数の2カ所にしてダブルマーチンゲール法で行く方法があります。
ベット額を大きくすればその分稼げますが、負けたときに賭け金を2倍以上にしていかなければならないため、キャッシュをできるだけ多く持っていなければなりません。
※連敗は確率的には10連敗が通常なら上限と思われます。確率的には0.1%(1000回に1回)です。
途中でキャッシュが底をついたり、テーブルリミットに達すれば、負けが確定し大きな損失が出ます。
応用の手段 3倍マーチンゲール法
利益を大きくするために、負けたときは賭け金を2倍+アルファに増やすとどうなるかシミュレーションしてみましょう。
例えば上記と同じ内容で賭け金を「2倍+1ドル」プラスアルファすると、結果は次のようになります。長くなるので7回までで比較します。
ゲーム回数 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 | 累計損益 | 現在高 |
1 | 1ドル | 黒〇 | +1 | +1 | 1 |
2 | 1ドル | 黒〇 | +1 | +2 | 2 |
3 | 1ドル | 黒× | -1 | +1 | 1 |
4 | 3ドル | 黒× | -3 | -2 | -2 |
5 | 7ドル | 赤× | -7 | -9 | -9 |
6 | 15ドル | 赤× | -15 | -24 | -24 |
7 | 31ドル | 赤〇 | +31 | +7 | 7 |
1ドルずつプラスしたので、7ドルの利益です。(マーチンゲール法なら3ドルの利益)
次に、賭け金を2倍ではなく3倍にしてみましょう。
ゲーム回数 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 | 累計損益 | 現在高 |
1 | 1ドル | 黒〇 | +1 | +1 | 1 |
2 | 1ドル | 黒〇 | +1 | +2 | 2 |
3 | 3ドル | 黒× | -3 | -1 | -1 |
4 | 9ドル | 黒× | -9 | -10 | -10 |
5 | 27ドル | 赤× | -27 | -37 | -37 |
6 | 81ドル | 赤× | -81 | -118 | -118 |
7 | 162ドル | 赤〇 | +162 | +44 | 44 |
44ドルの利益です。(マーチンゲール法なら3ドルの利益)
これが3倍マーチンゲール法です。
ただし賭け金は飛躍的に増えていくので注意が必要です。
これはかなりの手持ちキャッシュが必要なので、キャッシュが少ないときはやれない方法です。
マーチンゲール法は、比較的勝ちやすいので安心してゲームが進められる反面、連敗が続いても利益が少ないのが不満ですね。
でも、勝つたびに最初の賭け金分の利益は出るので、勝ってやめることを徹底すれば、コツコツと稼げるはずです。
なので、マーチンゲール法が合っている方は、コツコツとマーチンゲール法で勝ちを重ねていきましょう。
私は、マーチンゲール法も使いますが、どちらかというと連敗後の利益が大きいココモ法の方が合っているように思います。
これは実際に試してみてご判断をお願いします。無料版でお試しください。
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