マーチンゲール法は、負けたら賭け金を2倍にするベッティングシステムですが、3倍マーチンゲール法というのがあります。
負けたら賭け金を3倍にする超強気な戦略です。
マーチンゲール法だと、連敗のあと勝ったとしても、それまでの損失を全部取り戻した上に、利益は最初に賭けた金額だけでした。
もちろん勝てば、そのつど1単位の利益は増えていきます。
損失を全部取り戻せるのは良いとしても、最初に1ドルで初めた場合は利益も1ドルだけと少額で、非常に多くの賭け金を使う割には利益は殆どないようなものなのが不満でした。
そこで考え出されたのが3倍マーチンゲール法で、賭け金の半分ほどがそのまま利益になる方法です。
問題は、連敗したときに賭け金が加速度的に大きくなることです。1ドルで始めて5連敗すると6回目の賭け金は243ドルにもなります。
それでも連敗すると、7回目は729ドル、8回目は2187ドル、9回目の賭け金は6561ドルにもなり、多くのルーレットではテーブルリミットを超えてしまいます。
手持ち資金が1000ドルの場合は、6連敗が限度ですね。
勝率50%のゲームなので、10連敗は考えにくいのですが、無料版ルーレットで試してみました。
結果は次のようになりました。
スタートは6,000ドルです。
ゲーム回数 | 賭け金 | 勝ち負け | 損益 | 累計損益 | 現在高 |
1 | 1.0ドル | 黒× | -1.0 | -1.0 | 5,999 |
2 | 3.0 | 黒× | -3.0 | -4.0 | 5,996 |
3 | 9.0 | 赤× | -9.0 | -13.0 | 5,987 |
4 | 27.0 | 黒○ | +27.0 | +14.0 | 6,014 |
5 | 1.0 | 赤× | -1.0 | +13.0 | 6,013 |
6 | 3.0 | 黒× | -3.0 | +10.0 | 6,010 |
7 | 9.0 | 黒○ | +9.0 | +19.0 | 6,019 |
8 | 1.0 | 赤× | -1.0 | +18.0 | 6,018 |
9 | 3.0 | 黒× | -3.0 | +15.0 | 6,015 |
10 | 9.0 | 黒× | -9.0 | +6 | 6,006 |
11 | 27.0 | 黒○ | +27.0 | +33.0 | 6,033 |
12 | 1.0 | 黒○ | +1.0 | +34.0 | 6,034 |
13 | 1.0 | 黒○ | +1.0 | +35.0 | 6,035 |
14 | 1.0 | 黒○ | +1.0 | +36.0 | 6,036 |
15 | 1.0 | 黒○ | +1.0 | +37.0 | 6,037 |
16 | 1.0 | 黒○ | +1.0 | +38.0 | 6,038 |
17 | 1.0 | 赤× | -1.0 | +37.0 | 6,037 |
18 | 3.0 | 赤○ | +3.0 | +40.0 | 6,040 |
19 | 1.0 | 赤○ | +1.0 | +41.0 | 6,041 |
20 | 1.0 | 赤○ | +1.0 | +42.0 | 6,042 |
6,000ドルが6,042ドルになりました。利益は+42ドルです。
この間わずか10分ほどですので、時給換算すれば252ドルにもなります。
20回スピンして11回勝っていますから、勝率はまあまあです。普通のマーチンゲール法だと11ドルの利益ですから、3倍マーチンゲール法は大きな利益になっています。
ただ、実際にやるのは怖いですね。
シミュレーションではありますが、11回目から17回目まで7回も「黒」が出続けました。勝率50%とは言え、こういうことは普通にあります。
仮に黒で7回負け続けたとすると、ベット額は、1ドル ⇒ 3ドル ⇒ 9ドル ⇒ 27ドル ⇒ 81ドル ⇒ 243ドル ⇒ 729ドル ⇒ 2187ドルとなります。
マーチンゲールで7連敗は、ゲームでは普通に起こることが怖いですね。
今回は勝ち続けたから良かったけれど、負け続ければ手持ち資金はあっという間になくなってしまいますね。
5連敗でやめておくなどの自己ルールは必ず持っておきましょう。
【教訓です】
・黒なら黒が5回以上も出続けることは普通にある。
・勝っているときは同じ位置にベットし続ける。
・負けているときは、前回に当たった位置にベットしてみる。
・ゲーム開始はフラットベッドなどで始め、同じ色が5回以上続いたら、別の色に3倍マーチンゲール方を使って数回のベットで勝ち逃げる。
・欲を出さないで早い回で勝ち逃げが鉄則。
無料版でお試しください。
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