マーチンゲール法は、倍率2倍のベッティングシステムでは最もオーソドックスな方法です。
負ければ賭け金を2倍にしていき、勝てば最初の賭金に戻す賭け方です。
デメリットは、連敗すると2倍×2倍×2倍と賭け金が加速度的に増えていくので、手持ち資金に余裕がないと、1ドルから始めて10連敗すると11回目には賭け金が1024ドルにもなってしまい、資金不足だとそこで敗退が決まります。
倍率2倍のゲームは、ルーレットの赤・黒、奇数・偶数のように勝率が50%のゲームで、バカラなどもそうです。
勝率が50%なので、意外と勝てそうな気もするのですが、無料版でシミュレーションしてみました。シミュレーションなので賭け金は1ドルスタートです。
手持ちキャッシュは5,000ドル
ゲーム回数 | 賭け金 | 勝負 | 損益 | 累計損益 | 手持ち金額 |
1 | 1.0 | ○ | +1.0 | +1.0 | 5001 |
2 | 1.0 | × | -1.0 | 0 | 5000 |
3 | 2.0 | ○ | +2.0 | +2.0 | 5002 |
4 | 1.0 | × | -1.0 | +1.0 | 5001 |
5 | 2.0 | ○ | +2.0 | +3.0 | 5003 |
6 | 1.0 | × | -1.0 | +2.0 | 5002 |
7 | 2.0 | ○ | +2.0 | +4.0 | 5004 |
8 | 1.0 | × | -1.0 | +3.0 | 5003 |
9 | 1.0 | ○ | +1.0 | +4.0 | 5004 |
10 | 1.0 | ○ | +1.0 | +5.0 | 5005 |
11 | 1.0 | ○ | +1.0 | +6.0 | 5006 |
12 | 1.0 | × | -1.0 | +5.0 | 5005 |
13 | 2.0 | × | -2.0 | +3.0 | 5003 |
14 | 4.0 | × | -4.0 | -1.0 | 4999 |
15 | 8.0 | × | -8.0 | -9.0 | 4991 |
16 | 16.0 | × | -16.0 | -25.0 | 4975 |
17 | 32.0 | × | -32.0 | -57.0 | 4943 |
18 | 64.0 | ○ | +64 | +7.0 | 5007 |
マーチンゲール法やココモ法は、1回の勝ちでそれまでの負けを全部取り戻せるので、勝って終了するのがコツです。上記のプレイは18回で勝って終了しました。
マーチンゲール法は、勝つたびに1単位ずつ利益が増えていきますが、一旦連敗モードに入ると賭け金が急増するのが分かりますね。
勝率50%のゲームでも、6連敗や10連敗は普通にあります。
同じ場所に賭け続けると、ずっと当たりが来ないこともよくあります。
なので、ベットする場所が赤・黒や奇数・偶数のように複数あるときは、連敗モードに入ったらベット位置を適宜に変えるのもありですが、変えた途端にそこが負け続けることもよくあります。
7連敗は免れましたが、連敗前の残高5006ドルと連敗を止めた時点の残高5007ドルを比べると、わずか1ドル(最初の賭金)しか増えていません。
あれだけの金額を賭けても、利益は最初に賭けた額と同額(1単位)だけなのです。
上記の例では、7連敗すると8回目の賭金は128ドル、8連敗すると9回目の賭け金は256ドル、9連敗すると10回目の賭け金は512ドルにもなります。
これに持ちこたえられるだけの資金力があれば、勝って終了することで、賭け金は1単位だけ増えて終了できます。1単位とは、最初の賭金です。
もちろん、ゲームとしては勝つたびに1単位ずつ利益が増えていきますが。
上記のゲームでは最初の5000ドルが、終了時に5007ドルに増えましたが、スタート時の賭け金1ドルに対しては7倍になったに過ぎません。負ければ大敗します。
効率としてはあまり良いとは言えないように思います。
マーチンゲール法を試すときは無料版がいいです。
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