オンラインカジノのゲームのほとんどは、遊ぶ方は勝ち負けの結果をどうにもできません。なすがまま、なるがままという感じで。
でも、ブラックジャックだけは、ココというときに自分から仕掛けて勝負できたり、ぎりぎりまで我慢してカードを引いたり、ルールに沿っていろいろと戦略的な手法が使えるので、自分の判断で勝負しているという満足感があります。
それに、勝負に出て自分が勝つことも多々あります。
ブラックジャックのゲームとは
ブラックジャックは、バンカー(胴元)とプレイヤー(あなた)が1対1で競うゲームです。ライブカジノで同時に何人ものプレイヤーが参加していても、競うのは他のプレイヤーではなくバンカーです。
カードの合計点数が21点を超えないように、手持ちのカードの点数の合計を21に近づけ、その点数がバンカーを上回るとプレイヤーの勝ちとなります。
勝つか負けるかなので倍率2倍のゲームです。引き分けのときは賭け金が戻ります。
プレイヤーがベットを終えて「ディール」ボタンを押すと、ディーラーは、バンカーとプレイヤーに2枚ずつ配ります。
(ライブカジノなら各プレイヤーがベットを終えると、ディーラーはカードをバンカーを含めた参加者全員に2枚ずつ配ります。)
バンカーの2枚のカードのうちの1枚は表向き(アップカード)にされ、皆が見ることができますが、もう1枚のカードは伏せられています。伏せられたカードをホールカードと呼びます。
この時点で、プレイヤーが21点(1枚がAでもう1枚が10、J、Q、Kのうちのどれか)であれば「ナチュラル21」又は「ナチュラルブラックジャック」といい、バンカーが21でなかった場合は、プレイヤーの勝ちで、ベットの2.5倍の払い戻しが受けられます。
※カードの点数は、カード2~10はその数字どおりの点数であり、絵札のK、Q、Jはいずれも10と数えます。A(エース)は、1か11のどちらか都合のよい方で数えることができます。
2枚のカードが配られたら点数を数えて、プレイヤーがヒット(もう1枚引く)するかスタンド(カードを引かずに勝負)するかを決めます。合計点数は画面に自動的に表示されます。
カードが2枚配られた時点で勝負できるとみた場合は、プレイヤーは3枚目のカードを引かずにその時点の点数で勝負することができます。これを「スタンド (Stand)」といいます。
ここで初めてバンカーの2枚目のカードが表向きにされます。(ライブの場合はプレイヤー全員がスタンドした時点。)
勝負の結果が分かる瞬間です。21に近い方が勝ちです。勝てば2倍の払い戻しがあり、同点の場合は引き分けでベットした分が戻ります。負ければ賭け金が没収されます。
もし手持ちのカードの点数が低くて勝負にならないと思ったら、カードをもう1枚引くことができます。これを「ヒット (Hit)」といいます。
プレイヤーは21を超えなければ何回でもヒットすることができますが、21を超えてしまうことを「バスト(bust)」といい、直ちにプレイヤーの負けになります。
なお、バンカーは、自分の手が17以上になるまでカードを引かなければならず、バーストしてしまうことも多いです。
バンカーは17以上になったら、その後は追加のカードを引くことができません。
プレイヤーとバンカー、双方がナチュラル21の場合には引き分けとなり、プレイヤーがナチュラル21にならず、バンカーがナチュラル21の場合には自動的にプレイヤーの負けとなります。
もしもバンカーがバストしたら、その時点でプレイヤー全員の勝ちとなります。両方がバストしたらプレイヤーの負けとなります。
ベーシックストラテジー(基本戦略)
ブラックジャックにはベーシックストラテジー(基本戦略)があります。
ベーシックストラテジーは、常に手元に置いておきましょう。自分のカードとバンカーの開いているカードを見て、自分のすべき方法を判断するものです。ネットで検索しても出てきます。
実際のカジノでは持ち込み禁止ですが、オンラインカジノならどれだけでも見て考えることができます。
次がベーシックストラテジーです。バンカーのオープンカードの数字によって、あなたが次に取る行動を示しています。
ゲームによっては、例えばヒットしようとしたらヘルプ画面が出て「その手はしないほうがいいです」と教えてくれる場合もあります。
見ていると何となく意味がわかると思います。
※ H(R)は、ヒットHをしますが、サレンダー表示がある場合はサレンダーR(降参)をします。
用語の意味
ブラックジャックにはいろいろな用語が出てきますので、ここで整理しておきましょう。
ダブルダウン
手持ちのカードが2枚の時のみ行うことができ、賭け金を2倍に追加できるが、ダブルダウンボタンを押して宣言し、その後に1枚引いた手持ちカードで強制的に勝負となります。
スプリット
10以上のカードが2枚配られると、スプリットボタンを押して宣言し、10以上のカードを2組に分けて、手持ちを2組にして競うことができます。2組の両方とも勝てば戻りは4倍です。
R:サレンダー(Surrender)
サレンダーは「降参・降伏」の意味で、最初にカードが配られた時点で負けると思ったら、サレンダーボタンを押して宣言し、負けを認める代わりに賭け金の半分を戻してもらいゲームを降りることができます。
賭け金の半分を確実に取り戻すことができるので、戦略的に使用できますね。負ければ賭け金は全額没収ですから、それよりも傷を浅くすることができます。
スタンドと紛らわしいので、サレンダーの記号はRです。
ほかのアクションを起こしてからは宣言できないのでタイミングは注意してください。
デッキ(デック)数
デッキ数とは、何組のトランプを使っているかという数字です。デッキ数が1なら、トランプ1組(52枚)だけを使っているということです。テーブルによってデッキ数が違い、1デッキのところもあれば、2デッキ(104枚)やそれ以上のところもあります。
デッキ数が少ないほど、残りのトランプの数字を予測できるわけで、プレイヤー側に有利となります。
リアルカジノでは6デッキ以下が一般的ですが、オンラインカジノでは8デッキが一般的に使われ、ビデオゲームだと毎回シャッフルされますが、ライブだとシャッフルされない場面もあります。
ただし、ベラジョンカジノでは規約で「カウンティング(すでに使用されたカードをカウントする)」は禁止されていますから、あからさまな行為(予想できたときは大きな金額を賭ける)があると疑われてしまいます。
ブラックジャックの遊び方
初めての方は、無料版やビデオゲームで賭け金の小さいゲームで遊んでみてください。
ベーシックストラテジーを手元において、何回かゲームをやっていればゲームの進め方がわかってきます。意味がわからない言葉が出てきたら、上記の用語を見て確認しながらアクションを起こしてみてください。
オンラインカジノはそれができるので便利です。
30分も遊べば要領がわかってきますので、本格的に勝負に出てもいいと思います。
ブラックジャックがほかのゲームと違う点は、自分の行動でゲームの流れを変えることができて、積極的に勝ちに行ったり、負けを最小にとどめたりができることです。
ほかのゲームのように、勝ち負けを黙って待つしかないのとは一味違いますね。
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