どんなテーブルゲームでも、ただ闇雲に賭けているだけでは、いずれキャシュを使い果たしてしまいます。
やはり有効なベッティングシステム(戦略的な賭け方)を取り入れたほうが、積極的に勝ちを取りに行けると思います。
スロットがプログレッシブジャックポットと言った、一攫千金をねらうゲームなら、ルーレットは大勝ちすることはあまりないけれど、小さな勝ちを積み重ねていける貴重なゲームだと思います。
私としては、おすすめできるベッティングシステムはココモ法なのですが、その前にルーレットのことをおさらいしておきましょう。
ルーレットには次のような賭け方があります。ヨーロピアンルーレットを対象とします。
インサイドベット
0から36までの数字にベットする(当たれば36倍)
1点賭け(36倍)、2点賭け(18倍)、3点賭け(12倍)、4点賭け(9倍)、6点賭け(6倍)などの賭け方があります。全部に賭けるのは禁止行為です。35個までなら大丈夫らしい。
実際のゲームではゼロが必ずのように出ます。20回ベットして2回とか3回もゼロが出ることがあります。1点賭けならゼロにかけてみたいですね。
アウトサイドベット
1.RED(赤)かBLACK(黒)にベットする(当たれば2倍)
2.EVEN(偶数)かODD(奇数)にベットする(当たれば2倍)
3.「1-18」か「19-36」にベットする(当たれば2倍)
4.ダズン「1st 12」か「2nd 12」か「3rd 12」にベットする(当たれば3倍)
5.カラム「2:1」の3箇所のうちのどれかにベットする(当たれば3倍)
これらも全部にベットするのは禁止行為です。4のダズンと5のカラムは2箇所までなら賭けられます。
使えるベッティングシステム
1点賭けも含めて、使えるベッティングシステムを挙げてみました。メリットとデメリットもあわせてご覧ください。
フラットベット
常に一定額を賭け続ける賭け方です。システムと言えるものではありません。常に5ドルなら5ドルを賭けて楽しむという感じです。
1点賭けならゼロにかけて当たれば36倍ですから、5ドルが180ドルになります。倍率2倍のところに賭ければ、勝率が約5割なので勝ったり負けたりして長く楽しめます。
手持ちの資金を長く使いたいとか、いろいろなゲームを試してみたいときに使うといいと思います。ボーナスの出金条件を満たすためにはいいかも知れませんね。
高額なベットをしないことが大事です。小さな金額で長く楽しみましょう。
倍率2倍に使えるベッティングシステム
上記の、RED(赤)かBLACK(黒)にベットする。EVEN(偶数)かODD(奇数)にベットする。「1-18」か「19-36」にベットする。これが倍率2倍のベット位置です。
正確には当たる確率は50%に少し切れます。それはハウスエッジと呼ばれる胴元の取り分があるためです。
倍率2倍のゲームに使えるベッティングシステムは多数あります。代表的なのは次の手法です。
マーチンゲール法
マーチンゲール法のメリットは、一度でも勝てばそれまでの損失を全部取り戻せるところです。有効な手法だと思います。
赤・黒、奇数・偶数、小さい数字・大きい数字のどれかに賭けます。ただし、負けたら賭け金を2倍に増やしていく手法なので、資金と最大連敗回数をもとに最初の賭け金を考えます。
たとえば、最初の賭金が1ドルで、もしも10連敗したら
1ドル ⇒ 2ドル ⇒ 4ドル ⇒ 8ドル ⇒ 16ドル ⇒ 32ドル ⇒ 64ドル ⇒ 128ドル ⇒ 256ドル ⇒ 512ドル と賭金が増えて11回目の賭け金は1024ドルにもなります。
手持ち資金が底をつけば負けが確定します。ただ、勝率は50%もあるので、10回連続して負けることはまず考えられません。通常は20回スピンすれば10回前後勝ちます。
また、ルーレットはゲームごとにテーブルリミットと呼ばれる賭け金の上限が決まっています。
低いところは2000ドルあたりが上限ですし、高いところでも5000ドルあたりが一般的です。いくら資金があってもテーブルリミットを超える賭けはできませんから、ここで負けが確定となります。
そこで、10連敗までを想定して、最初の賭け金をいくらにすれば10連敗まで耐えられるかを考えます。
上記のシミュレーションで行けば、1ドルで開始して10連敗すると累積損失は1023ドルになり、11回目の賭け金は1024ドルになります。
すると手持ち資金は1023+1024=2047ドル必要となります。
こうやって手持ち資金から賭け金を逆算してみてください。
マーチンゲール法では、1ドルで開始すると、10連敗後の11回目で勝っても利益は1ドルにしかなりません。
これでは使えないんじゃないかと思いますが、実はそうではありません。
勝率50%とは、20回スピンすれば平均で10回は勝ち、勝つ都度に最初の賭け金分の利益が出ます。
1ドルで開始すれば、1回勝つたびに1ドルの利益が出るので、10回勝てば10ドルの利益になり、勝ってやめればその利益が確定します。
マーチンゲール法はなかなか有効な手法だと思います。
ダランベール法
その他の有名なシステムには、ダランベール法があります。これは負ければ次の賭け金を1増やし、勝てば1減らすという手法で、連敗後に勝ってもそれまでの損失を全部取り戻すことはできない代わりに、資金の減り方は緩やかです。
あえてダランベール法を使うメリットはないように思いますが、いろいろな場所に賭けてみて長く楽しみたいときにはいいかと思います。
3倍マーチンゲール法
負けたら賭け金を3倍にしていく方法です。
なぜこの手法が考えられたのかと言えば、連敗後の利益を出したいからだと思います。
マーチンゲール法では、連敗後に勝てばそれまでの損失を全部取り戻せますが、利益は最初に賭けた金額だけです。3倍マーチンゲール法なら、最後に賭けた金額の半分近くが利益になります。
連敗が続いてそろそろ勝ちが出そうだというときに、この手法で賭けていけば、勝ったときに利益が得られますから応用の価値はあると思いますが、最初からやるのは危険が多すぎます。
倍率3倍に使えるベッティングシステム
倍率3倍のゲームに使えるベッティングシステムはとても少なく、私が知っているのは、2カラム2ダズン法とココモ法です。
2カラム2ダズン法
2カラム2ダズン法は、3箇所のカラムのうち2箇所と3箇所のダズンのうち2箇所の計4箇所を同じ賭金で同時にフラットベッドで賭ける方法です。
同じカラムとダズンに当たり数字が出たときだけ4単位の利益が出ますが、カラムだけまたはダズンだけ当たってもマイナス1単位の損失が出ます。両方外れればマイナス4単位の損失です。
連敗後の1回の勝ちでは、それまでの損失を全部取り戻すことはできません。
効率が良いとは言えず、勝てる確率が低いので私は一度だけ使ってやめました。2カラム2ダズン法を積極的に使う理由が見当たりません。
ココモ法
ココモ法はどこで生まれたのか明らかではない手法ですが、高確率で勝てます。
有効な手法と思います。
3カ所のダズンの1カ所または3カ所のカラムの1カ所に賭けます。
賭け方はこうです。
1.最初の賭け金を決める
2.2回続けて負けたら3回目の賭け金は「前回賭け金+前々回賭け金」とする
3.その後も連敗が続けば、前回の賭け金+前々回の賭け金で賭けていく
4.勝ったら次は最初の賭け金に戻す
0.1ドルといった少額から始められます。もし連敗が続いても、1回勝てばそれまでの損失を全部取り戻すことができて利益も出ます。
もし1ドルから始めて10連敗しても11回目で勝てば+35ドルの利益が出ます。これは最初のベット額1ドルの35倍です。
デメリットは、勝率33%なので比較的多く連敗すること。
10連敗は普通に起こりますし、最高で16連敗もあります。
連敗すると賭け金はマーチンゲール法ほどではないにせよ急に増えていきますから、十分な手持ち資金が必要です。
最高17連敗まであると想定すると
上記のシミュレーションを続けると、1ドルで開始して17連敗すると累積損失は4180ドルになり、18回目の賭け金は2584ドルになります。利益は988ドルです。
すると手持ち資金は4180+2584=6764ドル必要となります。
こうやって手持ち資金から賭け金を逆算してみてください。
ココモ法のときのベット額はこちらのページを参考にしてください。
また、ゲームもテーブルリミット(上限)を超えるわけには行きませんから、できるだけ上限の高いルーレットを選ぶ必要があることです。
メリットは、連敗しても一度の勝ちで損失を全部取り戻した上に利益が出ることです。
大きな利益は望めませんが、どのベッティングシステムよりも利益は大きいですし、コツコツと貯められる方にはおすすめできるシステムだと思います。
ダブルココモ方でさらに大きな利益を目指す
ココモ法は、3カ所のダズンの1カ所または3カ所のカラムの1カ所に賭けますが、ダブルココモ方は、次のように、同時に2カ所をココモ法で賭けていく方法です。
・3カ所のダズンの1カ所と3カ所のカラムの1カ所に同時に賭ける
・2カ所のダズンに同時に賭ける
・2カ所のカラムに同時に賭ける
ダズンやカラムの3カ所に賭けるのは禁止行為ですが、2カ所までなら大丈夫です。
2カ所の賭け金をそれぞれココモ法で計算して賭けていきます。
メリットは、1カ所より2カ所に賭けた方が、単純に利益が2倍になることです。
これはメインの手法としておすすめできます。
なお、2カ所のダズンと2カ所のカラムの4カ所に同時に賭けていくことも可能ですが、4カ所の賭け金をココモ法で計算していくのは大変ですのでおすすめしません。
3カ所までならギリギリいけるかも。
おすすめはココモ法とダブルココモ方
賭け金さえ小さい額で始めれば、たとえココモ法で12連敗しても13回目の賭け金は233単位の賭け金で済みますので、0.1ドルで始めたら233単位=23.3ドルです。
最初は無料版か小さなベット額で始めてみてください。
確率的には20連敗も30連敗もありえますが、実際には16連敗までと考えて良さそうです。
なので、17連敗あたりまでを想定して最初の賭け金を算出し、手持ち資金さえ持ちこたえれば勝って終わることは可能です。
ちなみに1ドルで始めて、17連敗後の18回目で勝てば、次のようになります。
連敗回数 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 | 累計損益 |
11 | 89ドル | × | -89ドル | -232ドル |
12 | 144 | × | -144 | -376 |
13 | 233 | × | -233 | -609 |
14 | 377 | × | -377 | -986 |
15 | 610 | × | -610 | -1596 |
16 | 987 | × | -987 | -2583 |
17 | 1597 | × | -1597 | -4180 |
18 | 2584ドル | ○ | +5168ドル | +988ドル |
1ドルで始めて988ドルの利益です。
ココモ法は連敗が続けば続くほど勝ったときの利益が大きくなるのがよくわかりますね。
これは最初の1ドルの988倍です。ここまでに必要な手持ち資金は6764ドルです。この程度の準備は最低限必要でしょう。
手持ち資金の限界とテーブルリミット(賭け金の上限)のために必勝法ではありませんが、高確率で毎回利益が出せる有効な手法と思います。
ココモ法を始めとするベッティングシステムは、無料版で何度でも試してから実際のゲームで使ってみてください。
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